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成長期の子どもにとって、バランスの良い食事は健康な発育のためにとても大切です。年齢によって必要なエネルギーや栄養素は異なります。主に厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」が発表されたので、年齢ごとの栄養の目安をまとめました。
エネルギー:男児 950 kcal / 女児 900 kcal
たんぱく質:15〜20g
カルシウム:男児 450mg / 女児 400m
鉄:4.0mg
ポイント:
離乳が完了し、家庭の食事に移行する時期。
手づかみ食べやスプーンを使って、食事への興味を育てましょう。
味付けは薄めで、塩分を控えめに。
エネルギー:男児 1,300 kcal / 女児 1,250 kcal
たんぱく質:20〜25g
カルシウム:男児 600mg / 女児 550m
鉄:5.0mg
ポイント:
活発に動くようになるので、エネルギー消費が増えます。
おやつも食事の一部と考え、栄養バランスを意識。
野菜嫌いの克服は工夫次第。見た目や味を変えると◎。
エネルギー:男児 1,550〜2,5o0 kcal / 女児 1,450〜2,100 kcal
※年齢・活動量により異なる
たんぱく質:35〜45g
カルシウム:男児 600~700mg / 女児 550~750m
鉄:男児 6.0~9.5mg / 女児 8.0~12.5m
ポイント:
骨や筋肉がぐんぐん成長する時期。カルシウム・たんぱく質は特に重要。
朝ごはんをしっかり食べ、集中力や体力をサポート。
運動量が多い子は、さらにエネルギー補給を意識。
エネルギー:男児 2,600 kcal / 女児 2,400 kcal
たんぱく質:50〜60g
カルシウム:男児 1000mg / 女児 800m(特に重要)
鉄:男児 9.0mg / 女児 8.0~12.5mg
ポイント:
身長・体重が急激に伸びる成長スパート期。
女子は月経が始まるため鉄分必要量が増加するため不足に注意。
食欲が増えるが、ジャンクフードや糖分の多いものに偏らないように。
子どもは年齢だけでなく、日々の活動量(運動量)によって必要な栄養も変わります。ここでは、年齢と身体活動レベルに応じた栄養の目安をご紹介します。
活動レベル | 内容の目安 |
---|---|
低い | 家の中中心の生活、運動が少ない |
ふつう | 学校生活+遊びや軽い運動(※基準) |
高い | 運動部や習い事で活発に動いている |
活動レベル | 男の子 | 女の子 |
---|---|---|
低い | 1,400〜
1,800 kcal |
1,350〜
1,700 kcal |
ふつう | 1,650〜
2,100 kcal |
1,550〜
2,000 kcal |
高い | 1,900〜
2,250 kcal |
1,850〜
2,100 kcal |
⚠ 活動が多いと、エネルギー・たんぱく質・鉄分・水分の需要も増えます。
骨の成長期なのでカルシウムの確保も重要!
活動レベル | 男の子 | 女の子 |
---|---|---|
低い | 2,300 kcal | 2,050 kcal |
ふつう | 2,600 kcal | 2,300 kcal |
高い | 2,900 kcal | 2,600 kcal |
この時期は成長スパート+運動で非常にエネルギー消費が多い。
女の子は月経による鉄分不足に注意。
スポーツをしている子は間食(補食)での栄養補給も活用しましょう。
「よく動く=よく食べる」傾向にありますが、質の良い食事がポイントです。
お菓子や清涼飲料水でのカロリー過多に注意し、栄養価の高い間食(おにぎり・チーズ・ゆで卵など)を。
成長が早い・食欲が急に増えたなど、気になることがあればご相談ください。