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夜尿症(やにょうしょう)は、5歳を過ぎても月1回以上のおねしょが3か月以上続いている状態をいいます。
年齢とともに自然に治ることもありますが、6歳を過ぎても頻繁におねしょがある場合は、治療を検討しましょう。
夜尿症の治療では、まず生活習慣の改善が基本です。
夕食は早めに済ませる
夕食時と就寝前の水分はコップ1杯までに
寝る前にはトイレに行く
寝るときはあたたかい服装に
夜中に無理にトイレに起こすのは逆効果(※宿泊行事などを除く)
夜尿があっても怒らず、見守ることが大切です
次のような治療を行います:
寝ている間に作られるおしっこの量を減らすお薬です。
寝る前に、舌の上で溶かして使います。
早ければその日から効果が出ることもあります
飲んだ後は水分を控える必要があります
(※特に寝る前の水分はNG)
効果には個人差があります
医師の指示を守って使いましょう
夜尿を感知するセンサーをパンツやおむつに付けると、
おねしょをしたときにアラームが鳴って目が覚める仕組みです。
薬を使わない自然な方法で水分制限がありません
効果が出るまで1~3か月かかることがあります
ご家族もアラーム音で目が覚めるため、家族の協力が必要です
アラーム装置は自費購入(約5,000円程度)となります
(インターネット通販などで購入できます)
抗コリン薬(飲み薬):膀胱の容量を大きくし、緊張をやわらげる作用があります
漢方薬(飲み薬):冷え性や体質に応じて、補助的に使うことがあります
便秘の治療:便秘があると夜尿が悪化することがあり、あわせて治療します
生活習慣を見直しても改善しない場合、治療を始めることで、
お子さんの自信や日常生活がぐっと楽になります。
治療については、当院でもサポートしています。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
ながいキッズクリニック 永井 正志